『調査実績管理』をMagic xpaで構築|
20年安定稼働中|FJcloud(クラウド)に移行|
利便性とセキュリティが向上、BCP対策を実現
- 基幹システムをMagic xpa Application Platformで構築
- 機能拡張や最新版Magic xpaに更新しながら長期にわたり継続利用
- 2020年Magic xpa powered by FJcloud(クラウド)移行|BCP対策と利便性向上を実現
ユーザー企業プロフィール
株式会社ジック/従業員約100名/全国27拠点/交通事故損害調査など
導入の経緯
2002年に手作業で行っていた『調査実績管理』をシステム化することとなった。提案の依頼を受けたタスクフォースはシステム要件を分析。要件の多くが画面エントリー・帳票主体であることに着目する。Magic xpa Application Platformによるローコード開発で工数削減になると判断した。見積もりは、ローコード開発を反映して大幅工数削減ができた。その結果、お客様の予算を大きく下回るコストでシステム導入は行なえた。その後もシステムは、20年近くにわたり 機能拡張、データベース移行、OSアップデート、インフラ更新などのたびブラッシュアップを行いながら安定稼働を続けている。
2020年は最新バージョンMagic xpaにシステム更新・機能拡張を行い、Magic xpa powered by FJcloud(クラウド)に移行した。データとシステムの保全性は向上。またシステム運用の負荷も軽減した。BCP対策と利便性向上を実現した。
※Magic xpa powered by FJcloudは、「Magic xpa」の実行環境を、富士通のクラウド基盤「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O」上で利用できるサービスです。
システムの特徴
①登録画面
調査員が事案ごとに作成する調査実績の入力項目は多岐にわたる。
基本情報各種、調査ステータス、調査費用の明細まで必要な項目を登録し管理している。
調査員は拠点や外出先から調査進捗に沿った各項目の登録を行う。
(→登録画面は階層構造とし事案タイプや入力項目で詳細画面に遷移。)
②帳票
請求書などの各種実績帳票は、各拠点で事務担当や調査員が出力している。
(→フォーマット変更や法改正などに対して、現場で柔軟にアレンジが出来るよう
EXCEL上に展開可能としている。)
③データ集計/分析
本部管理課では直接MS-ACCESSを活用し、データ分析や集計が可能となるよう
MS-SQL Serverに移行。
システムの構成
実行環境 | Magic xpa+同時アクセス10ユーザー |
---|---|
データベース | MS-SQL Server |
インフラ基盤 | Magic xpa powered by FJcloud |
導入の効果
- 当初はWEBアプリケーションとして、現在はRIA(リッチクライアントアプリケーション)として活用
各拠点の調査員は外出からでもエントリー可能となった。
調査のワークフロー、作業進捗の「見える化」が実現した。 - 帳票イメージをEXCELに展開
帳票の並び替え・項目追加・非表示等が可能となった。 - MS-ACCESSを用いた集計・分析が容易になった
- クラウド移行によりシステム及びデータ保全が向上
サーバ、ネットワーク運用/監視サービスにより運用負荷が激減した。
※RIAはWebブラウザを使わずに高い表現力や操作性、配布などが実現できるWebアプリケーション
第2技術システム開発2課 SE鈴木からのコメント
今回の新機能として、現場写真のUpload、照会時閲覧を可能にしました。
これにより、視覚的に現場調査実態の把握が行えるようになりました。
またWebアプリからRIAアプリへの更新に際しては、画面イメージや使い勝手が異なる部分が多く苦労しました。Magic xpaによる高速開発の利点を生かして、お客様にデモ画面を繰り返しご確認いただくことで、見た目や操作感などに違和感が出ないように開発を進めました。
完成したシステムはお客様のイメージに合った形に仕上げることが出来たと考えています。
これからもジック様のご要望や課題には柔軟な姿勢でお役に立ちたいと思っております。
取材日:2021年8月19日
本部管理課 F課長からのコメント
タスクフォースには、大小の機能変更をはじめ、OSのサポート終了、ハードウェアの老朽化対策、OSのアップデートにともなう不具合対応など、その都度相談しています。
迅速なレスポンスで丁寧に対応していただいています。
現状、大きな課題はないですね。引き続き、タスクフォースのサポートのもと、安心してシステム利用していきたいと考えています。